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年も明け、あれよあれよと言う間に一月も明日で終わり。まさに1月は「行く」。
この調子で2月も逃げるように去ってしまうんでしょうか。
近頃のこつぶ語録
2歳3ヶ月になるこつぶですが、ここ最近グッと言葉が増えてきました。
今まで溜め込んでいた言葉を一気に放出させんとするかのようなお喋りガール。そんな彼女のお言葉を忘れない内にメモしておきたい。完全に私用です。
挑戦している事(たとえば積み木を高く積み重ねるなど)が成功した時の喜びの表現。喜びがひしひしと伝わってきます。
はじめは解読不可能だったこの言葉、私が咳き込む時に限り発せられるという条件を加味した結果「大丈夫?」と言っているのだと判明。私は天使を産んでしまったのか???
私が物を落としたりするとすぐさまフォローに入ってくれる。上記よりも発音がしっかりしている。やはり私は天使を産んでしまったようだ。
夫が隣に寝転ぼうとすると発せられる言葉。「パパ」の発音は覚束ないのに、「退いて」の発音は完璧である。パパは半泣きです。
電源を落としたテレビ画面や虫を見た時によく言う。「ちょっと」と程度を軽くしているあたりプライドを感じる。
応援したい時に言う言葉。「がんばれ」である。
紙コップを前にして言う言葉。いくら「コップ」と言っても「コッピ」を貫くその意思の強さ、嫌いじゃない。
吃音と思われる症状も
3語文もちょこちょこ出てきたある日のこと、いつもと違う喋り方が出てきました。
「あ、あ、あ、あ、あのねえ」
「みかみかみか、みかんたべる」
このように、何度も同じ音を繰り返す事が多くなりました。そしてこの時の表情は決まってしかめ面。
はじめのうちは「偶々だろう」と深く考えずにいたものの、徐々につっかえる頻度は多くなり、時には手で顔を押さえて苦しそうに言葉を発する事も。見ていて辛い状況が数日続き、改善するより寧ろ悪化していったので行政が行う子供の発達相談に連絡してみました。
2歳の子供が吃音が出るようになったので相談したいんですが…
ご連絡ありがとうございます!わたし言語聴覚士のFと申します〜
そうです、言語聴覚士。インターネットで調べてみても、まずは何よりも言語聴覚士と繋がり、相談すべしと書いてありました。
言語聴覚士とは?
言語聴覚士はことばによるコミュニケーションに問題がある方に専門的サービスを提供し、自分らしい生活を構築できるよう支援する専門職です。
ことばによるコミュニケーションの問題は失語症や高次脳機能障害の他、聴覚障害、ことばの発達の遅れ、声や発音の障害など多岐に渡り、小児から高齢者まで幅広く現れます。言語聴覚士はこのような問題の本質や発現メカニズムを明らかにし、対処法を見出すために検査・評価を実施し、必要に応じて訓練、指導、助言、その他の援助を行います。
日本言語聴覚士協会HPより引用
つまり、言語聴覚士とはことばによるコミュニケーション(または嚥下)に問題を抱える人を対象に訓練や指導を行う「話す、聞く、食べる」のスペシャリストの事を言います。
言語聴覚士の方に相談したい場合は言語聴覚士協会のHPで、言語聴覚士が在籍している施設や病院を検索できます。
ただし、私の場合のように居住している市や区が相談室を開いている行政もありますので、まずは行政に問い合わせた方がいいかもしれません。
早速、言語聴覚士Fさんに相談だ!
じゃあまずはお子さんの状況を教えてくださいね〜!
Fさん、電話越しにも快活な方だと伝わってくる。吃音が出始めた事やどんな喋り方をするか等、こちらが説明している間も丁寧な相槌を入れてくれてものすごく相談しやすい。
トイトレを始めたタイミングと吃音が出始めたタイミングが近いので、それが原因かと思っているんですが…
実は、少し前からプレ幼稚園の入園に向けてトイトレを開始していました。
というのも登園する時はトレーニングパンツか布パンツというルールがあり、児童館の職員さんにも「家でも慣らしとかないと!」と言われちょっと焦ってトイトレを始めたんです。
それから間もなく吃音の症状が。
吃音が出た翌日にはトイトレをやめたものの、改善せず今に至る、というのが詳細な流れです。
うーん、その影響もあるかもしれないですね!
ああ…やっぱり…もか氏の心理的に大きなストレスを与えちゃってたな…と落ち込む私。
ただそれだけが原因ともいえないです。
…んん?
2歳はグンと成長する時期
0歳から2歳は主に運動面での発達が大きく、幼児期と言われる2歳以降は運動面に加えて言葉が急速に発達する時期でもあります。
吃音は2歳〜4歳の子供に多く見られ、特に2歳台がもっとも吃音が出やすいんだそう。言葉がつまったりする事はこの時期誰しもあることで、決して珍しい事ではないそうです。
なので、お母さんの関わり方のせいで吃音になった訳じゃないのでご自身を責めないでくださいね!
この言葉で、密かにポロッと泣いてしまいました。
最近イタズラが増えてきて大きな声で怒ってしまう事もあったし、気持ちが逸ってトイトレ急ぐしで、もか氏に対していい親でいられている気がまったくしなかった。
吃音が原因で幼稚園で友達ができなかったら悲しむだろうなとか、先の事まで考えて不安になっていました。
そんな私を見透かした言葉、というよりも、きっと今まで相談に来られたお母さん方も私のように悩んだり自分を責める方が多かったから、Fさんは皆に伝えてくれている気がした。
ううううん、ありがたい。
吃音の対処ってどうすれば?
吃音の改善ってどのようにするんですか?
実はですねお母さん、指導や訓練は小学校にそろそろ上がるぞってくらいにならないと始めないんですよ〜!
!?じゃあ今は様子見するしかないって事ですか?
そういうことです!うふふー!
Fさん、とてつもなく明るい方である。
でもその様子見の仕方についてもちょっと気をつけていただきたい事があるんです!
そういってFさんは、2つのアドバイスをしてくれました。
聞く側は途中で口を挟まず、ゆったりとした気持ちで聞いてあげる事が大事だそうです。そして子供が話し終えた後に言葉を繰り返したりまとめる事で「ちゃんと伝わった!」と思ってくれるんだとか。
一見、子供のことを思う言葉に聞こえますが裏返すと「あなたの喋り方はおかしいよ」と言っているようなもの。まだ自分の話し方をコントロールするのも難しい年頃なので、こうしたアドバイスは言わないでくださいとの事。なるほどすぎる。
以上のような話を丁寧に、ひとつひとつ噛み砕いてお話して下さったFさん。
発達段階のひとつなのでもしかしたら1、2ヶ月後には収まっているかもしれないけれど、早めに繋がっておくのは大事だからと予約を入れて(なんと3ヶ月待ち!)電話は終わりました。
おや?と思ったら専門家に相談しよう
電話が終わってから、肩の力が抜けました。やっぱり専門家の言葉は心強く、頼もしい。
自己判断で様子見するよりも後々の目処がついたので見守り方にも余裕が出た気がする。
お子様がもしかしたから吃音かな?と思われている方がいらっしゃったら、是非一度相談されるのをおすすめします。
ではでは!