ちょっと乱暴な男の子のはなし③

前回はこちらから↓↓

ちょっと乱暴な男の子のはなし②

はじめから↓↓

ちょっと乱暴な男の子のはなし①

お母さんから、お礼を言われてしまった
子供が泣いたとき喚いた時、絶対自分が対応しなきゃいけないしんどさを、私も少しは知っている
もっと早く声をかけてもよかったのかもしれない
子供との距離感の変遷
色んな見守り方、その子にとっての正解もきっとある
寄り添うことは忘れずにいたい

ちょっと乱暴な男の子

漫画にも描いたとおり、幼稚園にちょっと乱暴な男の子がいる。

甲高い声は本当に甲高く、お母さんが園庭に連れ出してもまだ扉越しに聞こえてきて、思い切り放り投げられた積み木はその子のお母さんの顔の真横のガラスに激突した。

正直、ものすっごく大変そうです。

漫画では省いたけれど周りの親御さん達は遠巻きに眺めていて、玩具を貸してもらえず泣いてるこつぶを連れて一旦その子の傍を離れた時に「いやだったね、大丈夫だよ~」とこつぶに対して声をかけられた事もあります。
こつぶの事はもちろん、私の事も気遣ってくれているんだろう言葉。

でもその子のお母さんに聞こえていたとしたら、私にとっての優しい言葉はすごく鋭利なナイフのような言葉だったと思う。


笑って誤魔化したその時のことを、今でもたまに思い出して、どうするのが正解だったかなあと考えます。

色々な正解のかたちと、色々な見守り方

たぶん、幼稚園の先生方が完全に傍観に徹していたのは何か共通の意図があったんだと思います。
もしかしたらお母さんと何かしら話していたのかもれない。

でもお母さんが「泣きそうだった」という気持ちも、「お母さん大変でしたね」の一言で片付けられるものでもないよね、とも思います。


まだ幼稚園に通い始めて間もないですが、先生や他の親御さんとの距離感、むっずかしいな~と思ってたりします。

ただ、考えることはやめずに関わり合っていきたいです。
私だってたくさん迷惑かけるし、かけてきたし、頼ることもたくさんあるもの。

皆で「う~ん困ったもんだ まあこんな事もあるよね~」って笑っていたいです。

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